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本サイトは医師を対象とした定期刊行誌「乳癌診療Tips&Traps(2001年9月~2015年9月発刊)」(非売品:大鵬薬品工業株式会社提供)の編集に携わる先生方を中心にたくさんの乳腺専門医にご協力いただきながら乳がんに関する情報をわかりやすくQ&Aやアニメーション形式で提供しています。掲載された情報は、公開当時の最新の知見によるもので、現状と異なる場合があります。また、執筆者の所属・役職等は公開当時のもので、現在は異なる場合があります。

乳がん Q&A

乳がんに関する様々な疑問を乳腺専門医が分かりやすく解説しています。

マンモトーム生検とはどのような検査ですか?

組織を採取する生検法の1つです。

角田博子先生
(聖路加国際病院放射線科副医長)

マンモトーム生検は、マンモトームという針生検のための特殊な吸引機能の機器を用いて行われます。マンモトームの針は円筒状のカッターとなっており、一度針を刺せば途中で針の出し入れをすることなく、一度の操作で5mm程度の切開創から十分な量の組織を採取することができます。患者さんの負担が少ないうえに診断精度の高い検査となっています。検査は局所麻酔を用いて痛みを抑え、超音波やマンモグラフィによる画像で病床を確認しながら行われます。
検査に超音波を用いるか、マンモグラフィを用いるかは所見の状態によって判断されます。たとえば、細胞診や通常の針生検では標本採取が不確実な病変や術前薬物療法前のがん組織の採取などは超音波ガイド下で行われます。また、線維腺腫などの良性腫瘍の摘出も超音波ガイド下で行われることがあります。超音波で局在を同定できない病変へのアプローチはマンモグラフィを用いて行われます。おもにカテゴリー3以上の石灰化病変がマンモグラフィを用いる(ステレオガイド化)マンモトームの対象になります。
しかし、低侵襲でできるとはいっても、患者さんの体に傷をつけることに変わりはなく、その適応は慎重に検討されています。

カテゴリー分類

どのくらい悪性の可能性があるかを示す判定で、以下の5つに分類されます。カテゴリー1:異常なし、カテゴリー2:良性、カテゴリー3:良性をまず考えるが、悪性を否定できず、カテゴリー4:悪性の疑い、カテゴリー5:悪性

乳癌診療Tips&Traps No.12(2004年8月発行)Topicsを再編集しています。

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