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本サイトは医師を対象とした定期刊行誌「乳癌診療Tips&Traps(2001年9月~2015年9月発刊)」(非売品:大鵬薬品工業株式会社提供)の編集に携わる先生方を中心にたくさんの乳腺専門医にご協力いただきながら乳がんに関する情報をわかりやすくQ&Aやアニメーション形式で提供しています。掲載された情報は、公開当時の最新の知見によるもので、現状と異なる場合があります。また、執筆者の所属・役職等は公開当時のもので、現在は異なる場合があります。

乳がん Q&A

乳がんに関する様々な疑問を乳腺専門医が分かりやすく解説しています。

母が乳がんでした。娘の私はどんな注意をしたらよいでしょう?

30歳以降は必ず年1回は定期健診を受けましょう。

西村誠一郎先生
(癌研有明病院乳腺科)
新井正美先生
(癌研有明病院遺伝子診療センター)

日本乳がん学会2005年の全国集計では、乳がんにかかった人の8%に親や姉妹にも乳がん患者がいたこと明らかになりました。
本人を含めた親族に2人以上の乳がん患者を認めた場合下記の条件を満たした場合、「家族性乳がん」と判断されます。

  1. 本人、親、子、兄弟姉妹に合計3人以上の乳がん患者がいる場合
  2. 本人、親、子、兄弟姉妹に合計2人以上の乳がん患者がおり、
    次のいずれかの条件を満たす場合:
    40歳未満の若年性乳がん
    同時あるいは時間を置いて左右両方とも乳がんになった
    同時あるいは時間を置いて他の臓器もがんになった

一般に、母親が乳がんになった場合にその子どもも乳がんになる危険性は、家族に乳がん患者がいない場合と比較して約2倍という報告があります。また、母と姉妹ともに乳がんになった場合の危険性は、約14倍と報告されています。
ですから、家族に乳がん患者がいる場合は、マンモグラフィや乳房超音波などの定期的な検診を受けることをおすすめします。乳がん患者が増えてくる30歳以降(できれば25歳以降)は、年1回は定期検診を受けるべきでしょう。

乳癌診療Tips&Traps No.22(2008年5月発行)Question3を再編集しています。

※掲載された情報は、公開当時の最新の知見によるもので、現状と異なる場合があります。また、執筆者の所属・役職等は公開当時のもので、現在は異なる場合があります。