
胸に硬い部分が触れます。これも乳がんでしょうか?
乳がんのしこりは、立体的なものがほとんど。
ただしそれだけで判断することはできません。
■稲治英生先生(大阪府立成人病センター乳腺・内分泌外科部長)
乳房にできるしこりには、視診や触診、画像診断などで「立体的なこぶ」として認識されるものと、硬い感触だけのものがあります。硬い感触だけのしこりは、高さがなく、指ではさむように触れるとそれとわかりますが、上から圧迫するように押さえるとよくわからないことがあります。
立体的なしこりは、乳がん、良性の線維腺腫など、腫瘍性の病気がほとんどです。硬い感触のしこりは、ほとんどの場合、乳腺症など非腫瘍性の病気です。ただし、乳がんのなかにも硬い感触のしこりができる場合もあるので、しこりの特徴だけで判断することはできません。
乳房のしこりは、乳がんの早期発見のきっかけとして大変重要です。しこりに気づいたときは、早めに専門医を受診して、必要な検査を受けるようにしましょう。