
マンモグラフィ(X線撮影)を受けたのに、超音波も必要ですか?
超音波検査でしか発見できないがんもあります。
■佐久間浩先生(ソノグラファーズ 代表)
マンモグラフィは、石灰化の描出能が優れているため、極めて初期である非浸潤がんを見つけられることもありますが、しこりに関しては手でしっかり触れるような浸潤がんであっても描出されないことがあります。よってマンモグラフィだけでは乳がんの15〜20%が見逃されてしまうことになります。
超音波は、しこりの描出が得意です。そのしこりの性質によって発見できるしこりの大きさは異なりますが、まず5mmから1cmの間でほとんどの浸潤がんを見つけることが可能でしょう。浸潤がんの場合、しこりの大きさが2cm以下であれば10年生存率がほぼ90%ですから、超音波では早期の浸潤がんを見つけられることになります。
非浸潤がん・浸潤がんともに、石灰化のない症例の場合は、マンモグラフィでは見えずに超音波でしか発見できないものがあるのです。