
マンモトーム生検とはどのような検査ですか?
組織を採取する生検法の1つです。
■角田博子先生(聖路加国際病院放射線科医長)
マンモトーム生検は、マンモトームという針生検のための特殊な吸引機能の機器を用いて行われます。マンモトームの針は円筒状のカッターとなっており、一度針を刺せば途中で針の出し入れをすることなく、一度の操作で5mm程度の切開創から十分な量の組織を採取することができます。患者さんの負担が少ないうえに診断精度の高い検査となっています。検査は局所麻酔を用いて痛みを抑え、超音波やマンモグラフィによる画像で病床を確認しながら行われます。
検査に超音波を用いるか、マンモグラフィを用いるかは所見の状態によって判断されます。たとえば、細胞診や通常の針生検では標本採取が不確実な病変や術前薬物療法前のがん組織の採取などは超音波ガイド下で行われます。また、線維腺腫などの良性腫瘍の摘出も超音波ガイド下で行われることがあります。超音波で局在を同定できない病変へのアプローチはマンモグラフィを用いて行われます。おもにカテゴリー3以上の石灰化病変がマンモグラフィを用いる(ステレオガイド化)マンモトームの対象になります。
しかし、低侵襲でできるとはいっても、患者さんの体に傷をつけることに変わりはなく、その適応は慎重に検討されています。