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手術とその後の心配
Q

手術した側の腕で荷物を持ったり、血圧を測定しないほうがよいですか?


腕がむくんでいるときは、重いものを運んだり、患部を下にして寝るのは控えて。


■芳賀駿介先生(日本医科大学乳腺科教授)
  乳がんの手術で腋窩リンパ節の郭清を受けた後は、むくみの症状がなくて腕の太さが正常であったとしても、リンパ液の還流(戻り)能力は十分とはいえません。このため、手術後にさまざまな生活指導が行われます。
 まず、荷物を運ぶ場合ですが、腕の筋肉に流れ込む血液量が増加すると、リンパ液が戻りきれずに、むくみが悪化することがあります。手術後しばらくは、「よいしょ」と掛け声が必要となるような重いものは持たないほうがいいでしょう。
 また、手術したばかりのころは患側を下にして寝ると、そこに体重がかかってリンパ液の戻りが悪くなります。むくみ症状が出ているときには、患側を下にして寝るのは避けたいものです。
 その一方で、適度な運動は静脈血の戻りを促します。リンパ液の戻りも促してむくみの予防に役立ちますから、ゴルフ、水泳などの運動に取り組んでも大丈夫です。
 手術をした側の腕にリンパ液がたまっているときに、傷が原因で細菌に感染すると、急に赤く腫れあがることがあるので、手指などにケガをしないように注意しましょう。
 血圧測定で一時的に腕を締めつけたとしても、それがすぐにむくみを悪化させることにはなりません。血圧測定や注射などの医療行為に対して、さほど神経質になる必要はないでしょう。



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