女性化乳房症と異なる点としては、疼痛を伴うことはあまりなく、片側の乳房の乳頭乳輪から偏心性に位置する腫瘤としてよく認められます。また乳頭の変形・膨隆(図1)などを認めることがあり、少数ですが乳頭分泌や皮膚潰瘍などを伴うこともあります。腋窩リンパ節の腫脹の有無やその硬さも診断の一助となります。 女性の乳癌と同様、超音波検査(図2)では不整形で内部不均一低エコーの腫瘤として認められたり、マンモグラフィ(図3)では不整形な濃厚腫瘤陰影やspiculaを伴うもの、また石灰化を伴うなど、多くは一般的な乳癌の所見を認めます。この際注意すべきことは、一般の乳癌としては画像上悪性をあまり疑わないものであっても、男性の場合でそれらの所見があれば癌の可能性を考慮することが肝心です。原則的に穿刺吸引細胞診もしくはcore needle biopsyを行い、確定診断を行います。