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本サイトは医師を対象とした定期刊行誌「乳癌診療Tips&Traps(2001年9月~2015年9月発刊)」(非売品:大鵬薬品工業株式会社提供)の編集に携わる先生方を中心にたくさんの乳腺専門医にご協力いただきながら乳がんに関する情報をわかりやすくQ&Aやアニメーション形式で提供しています。掲載された情報は、公開当時の最新の知見によるもので、現状と異なる場合があります。また、執筆者の所属・役職等は公開当時のもので、現在は異なる場合があります。

乳がん Q&A

乳がんに関する様々な疑問を乳腺専門医が分かりやすく解説しています。

病理検査はどこでもできるのですか?

病理専門医がいる医療機関で可能です。

土屋眞一先生
(日本医科大学付属病院病理部教授)

病理検査は、患者さんの体内から採取された組織や細胞を標本にして顕微鏡で観察する検査です。この標本を見て“良性(乳がんでない)”か“悪性(乳がん)”かを診断する医師が病理専門医です。また、乳がんはさまざまな性質があり、それぞれ有効な治療法が異なりますが、この乳がんの性質を調べて「ホルモン療法が有効なのか」「分子標的治療薬が有効なのか」「抗がん剤の使用はどうするのか」などを判定するのも病理専門医です。
病理専門医は日本の医師免許取得後に専門的な研修を積み、日本病理学会が実施する専門医試験に合格し、認定された医師です。しかし、病理専門医は全国でも2,000名程度(全医師数に対する割合は約0.8%)しかいないため、すべての病院に配置されているわけではありません。病理診断科を標榜している病院や日本病理学会が定める認定施設であれば、病理専門医が常勤しています。身近な認定施設をお知りになりたい方は、日本病理学会のホームページに日本病理学会認定施設が掲載されていますので、ぜひご覧ください。

病理検査の詳しくはアニメーションでわかる「『乳がん?』と思ったら」をご覧ください。

All About 乳がん.infoオリジナルQ&A

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