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本サイトは医師を対象とした定期刊行誌「乳癌診療Tips&Traps(2001年9月~2015年9月発刊)」(非売品:大鵬薬品工業株式会社提供)の編集に携わる先生方を中心にたくさんの乳腺専門医にご協力いただきながら乳がんに関する情報をわかりやすくQ&Aやアニメーション形式で提供しています。掲載された情報は、公開当時の最新の知見によるもので、現状と異なる場合があります。また、執筆者の所属・役職等は公開当時のもので、現在は異なる場合があります。

乳がん Q&A

乳がんに関する様々な疑問を乳腺専門医が分かりやすく解説しています。

閉経前と後ではホルモン療法が異なると聞きましたが、どのくらい月経がないと「閉経」とみなされるのでしょうか?

閉経とは、基本的に「1年以上月経がみられないもの」と定義されています。また、閉経前後では、ホルモン療法で使用する薬が異なります。

園尾博司先生
(川崎医科大学乳腺甲状腺外科教授)

閉経は基本的に、1年以上月経がみられないものとされていますが、子宮摘出を受けている場合には、血中のホルモン値を参考にして判断します。閉経の年齢は日本人と欧米人に差はなく、ともに50歳くらいです。
一般的に、閉経前のホルモン療法としては、抗エストロゲン薬、生理を止めるLH-RHアゴニスト、あるいはその両方を使用することが推奨されています。一方、閉経後では、抗エストロゲン薬あるいはアロマターゼ阻害薬が標準治療とされています。

乳癌診療Tips&Traps No.19(2007年6月発行)Question2を再編集しています。

※掲載された情報は、公開当時の最新の知見によるもので、現状と異なる場合があります。また、執筆者の所属・役職等は公開当時のもので、現在は異なる場合があります。