乳がん Q&A
乳がんに関する様々な疑問を乳腺専門医が分かりやすく解説しています。
納得して乳がん治療をはじめるためには、どうしたらよいですか?
主治医に充分な説明を求めることです。他施設でのセカンドオピニオンを受けることを考慮してもよいでしょう。
土屋眞一先生
(日本医科大学付属病院病理部教授)
乳がんの治療をはじめる前には、主治医から患者さんやそのご家族に病気の説明がなされ、納得した上で治療を受けるのが一般的です。しかし、ご自身の病気が、「本当に乳がんなのだろうか?」、「言われるままに治療をはじめてもよいのだろうか?」と言う疑問や不安が少しでも残るようでしたら、専門的な知識を持った他の医療機関に意見を求めてもよいでしょう(セカンドオピニオン)。特に、治療に直結する病理診断についてのセカンドオピニオンはとても重要です。
病理のセカンドオピニオンを求める場合、まず主治医にその希望を伝え、診療情報提供書と病理の標本を借りる必要があります。これをセカンドオピニオン外来(病理専門医が参加)あるいは病理外来などのシステムを採用している病院に持参または事前にお送り下さい。適切な治療の第1歩は正確な病理診断です。
病理検査の詳しくはアニメーションでわかる「『乳がん?』と思ったら」をご覧ください。
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